異世界召喚物の分類

↓元ネタ
http://d.hatena.ne.jp/kazenotori/20060731/1154288670


非常に出遅れた感がありますが、気にしない×2。
※なお以下における「?」は敗北宣言です(爆)。
↓:まず「ネタ元:ウィンドバードさんのところ」での分類を列記します。

  • 正統型
  • 来訪型
  • フィクション潜入型
  • タイムトラベル型

↓:そして、上の4項目をさらに次のように細分化されてます。

  • 行き戻り
  • 行き
  • 戻り

【詳細を確認されたい方は、上のURLからどうぞm(_ _)m】


まずはウィンドバードさんの定義をそのままに、該当すると思われる作品を挙げてみます。




  • タイムトラベル型
    • 行き帰り:?
    • 行き:月光界シリーズ*6/麻城ゆう
    • 戻り:?





んで、ちょっとだけ考察。

  • まずは、正統型について。

これは王道なだけに、該当作品は多いと思いました。

    • 「行き帰り」には、主人公の成長って要素が付きまとうので、ジュブナイル向けの作品が多くなるような気がします。
      • (実際、パッと思いついたのが児童文学と漫画で、ラノベ読みとしては凹んだorz。)
    • んでもって、「行き」っ放しになると、それは異世界移動になるので、タイムトラベル型と派手に被る気が…。
    • 「戻り」の作品に共通してそうなのは、神話性。
      • 貴種だからこそ召喚され、ゆえに尊ばれるからその性格を帯びるんじゃないかと。


  • 続いては、来訪型
    • このタイプの「行き帰り」において「帰る」のは、ほぼ最終感に限定される気がする。
      • 「落ちもの」が戻るためにアレコレ動き回るのが、主題になるから当然なのかも。
    • 来訪型における「行き」=「来る」だと解釈。
      • 異世界からの侵入という事になるので、SF的性格を帯びるんじゃないかな。
    • でもって、難題の「来訪型の戻り」
      • 字面からだと、「来るべきモノが来ない」→「物語が始まらない」になってしまうので該当作を挙げるのに苦悩。
      • ただ、もう少し踏み込むと「異世界から来た重要なものがあった」→「それがなくなった」→「さてどうしよう」的展開になるので、ロストテクノロジー物を、これにしても良いんじゃないかと思ったり。


  • お次はフィクション潜入型

このタイプに共通するのは劇中劇要素。

    • 実はこのタイプの「行き帰り」は、正統型の「行き帰り」と対して変わらない気がしてます。
      • 架空世界も異世界も、いわゆるフィクションだから…。
      • (ほとんど関係ないですが、「戦う司書」を分類するならココだと思う)
    • 「行き」に分類されるのは、言葉は悪いけど「逃避」だと思います。
      • 特に重要なのは、一度現実に帰っても再度「行って」しまう傾向が強い点。現実を敢えて選ばないケースが多いので、仕方ないのかも知れませんが…。
    • このタイプの「戻り」は難しいです。現実を生きる人間が、架空世界の何処に帰れるのか…。
      • 愚考するに、このカテゴリーに入るのは「小説」ではなく、「キャラクター*7」なんじゃないかと。


  • 最後はタイムトラベル型

どこにでもありそうで、今じゃあんまり見かけないジャンルですね。
(映画を見た限りでは、戦国自衛隊辺りが「行き」の代表作になるのかな)
一応、月光界シリーズを挙げてみたけど、これは異世界移動モノ…。
現実世界の知恵を利用する点を重視してみたので自分はココに分類したけど、他の人が正統型だというのなら否定しませんし、出来ません。
ウィンドバードさんも仰ってますが、「大規模なタイムトラベル」=「異世界移動」なので、「タイムトラベル型」=「正統型」の一形態として捉えても良いのではないかと思いました。


以上。
思いつきで書いてみましたよ(^^;、と。

*1:最終的には「行き戻り」になると思われ

*2:あくまでも現界はおまけのような…

*3:創世への暗闘を加えれば「行き戻り」に

*4:最後には人であることを…

*5:高校生が日常から決別する作品

*6:異世界移動

*7:ゲットバッカーズの次元城の中でしか存在出来ない子とか