鬼・鬼・鬼
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高橋克彦、藤木稟と加門七海が「鬼」をテーマに競作したものをまとめた一冊。
それぞれが違う時代を生きた「鬼」を取り上げるので、舞台が全くかぶらず、どれも新鮮な気持ちで読む事ができます。
↓:詳細
作者名 | 作品名 | 時代 | 挿絵 |
---|---|---|---|
高橋克彦 | 空中鬼 | 古代 | 吉田光彦 |
藤木 稟 | 鬼を切る | 明治 | 藤原コウヨウ |
加門七海 | 大江山幻鬼行 | 平成 | 矢部綾子 |
期待度としては、藤木稟=加門七海>高橋克彦。
が、予想以上に「空中鬼」が良い出来でした。
(哀しいけれど、優しい作品が好きなので・・・)
正直、高橋さんについては、昔の講談社文庫で厚めの本を書いてる人ってイメージしかなかったんですが、他の作品も読んでみたくなりました。
*1:発売日:2002/04・レーベル:NON NOVELS