孔雀王曲神紀
作者:荻野真*1
何年放置されていたんでしょうか*2。
遂にスサノオ編の続きが出ましたよ、と(^^;。
【感想】
読んで真っ先に気になるのは、やはり「絵」の変化。
無印孔雀王の頃の掠れた繊細なタッチから、
- 肩幅が狭くなり、
- 手足が細くなり、
- 髪の質感が無くなっちゃった
のは、少しどころではなく悲しいかも・・・*3。
また一話の中で使う「術」が多すぎて、陳腐化してるように見えるのが残念です。
(今回の作品の核となる要素が登場した第四話がその典型)
繰り出される「術」は、どれもが決まり手であったはずなのに、こうも乱発されると有難味が全くありません。
もうちょっと出し惜しみしてくれても良いのに…。
それとは逆に出てこないのが、行方不明の身内の面々(^^;。
退魔聖伝のラストが、ドン引きだっただけにホントに再登場してくれるのか不安があったんですが、巻末の荻野さんの御言葉に救われました*4。
(その手始めと言っちゃなんですが、今作にはあのコが出てきます♪)
とりあえず序盤は、新規読者を意識した比較的軽い展開が続くと思うので、自分の好物なシリアスで重い話になるのは、もうちょっと先になるかと。
まずは、その日が来るのを楽しみに待ちまする。