ディープの薬物検出発表について

(今日付けの読売朝刊をソースにモノを語ってます)

  • 検出されたのは気管支拡張系の喘息治療薬
  • 処方したのは現地フランスの獣医
  • 体内の残留期間は一週間

 
「何故、この薬が問題になるのか?」と思う方は、鼻づまりで長距離を走ったらどうなるかを想像してみてください。
息苦しくて、走りづらそうな気はしませんでしょか?
逆に考えると。
気管が拡がれば、一回の呼吸で取り込める酸素量が増え、体にかかる負担を軽減することが可能と受けとれます。
これを「薬物により不正に競技能力を高める行為=ドーピング」とみなす為、問題視されたのが、今回の騒動。
 
ぶっちゃけ、オリンピックの風邪薬と全く同じですね。 
ファンからは仕方が無いと同情を誘っても、運営側が重視するのは事実のみ。
 
日本の関係者には「何してたんだ」を、
診断したフランスの獣医には「何て事してくれたんだ」の言葉を、
それぞれ贈りたいかも。
  
過熱気味の日本マスコミのお陰で、凱旋門賞に出走する馬だって事は認識されていたはずのディープ。
その馬に「禁止薬物」の投与を勧める獣医師ってどーなんでしょね?



騒ぎすぎて、反感買ったんじゃね(ボソ。
 
今の所、そんな風にしか見えません。
 
事実は事実ですから。
失格処分やむなしでしょうが、現地の獣医の責任も追及してくれないと困るなぁ。
少なくても悪意の有無だけはハッキリさせておかないと、おちおち遠征なんて出来やしない。
日本側関係者には悪びれることなく、現地聴取に望んで欲しいです。