ゼランディーヌ

ゼランディーヌ―性悪ないばら姫 (集英社スーパーダッシュ文庫)*1
副題:性悪ないばら姫
作者:嬉野秋彦
挿絵:緋鍵龍彦
 

内容

酸性雨のそぼ降る犯罪都市
家出同然にこの街に足を踏み入れた田舎娘・ひなこが出会ったのは、何でも屋を営む謎の美女と、性悪な超絶美形だった。
なし崩し的にふたりの仕事を手伝うこととなった彼女はやがて、都市に蔓延する奇病とそれにまつわる奇怪な事件に巻き込まれる。

イラストの質感がスゲー*2
 

感想

相変わらず、きわどいネタでキタなぁ。
お得意の近親ネタに飽き足らず、ついに○リネタまで登場ですか!?
 
過激で歪んではいるものの、一応フェミニストな主人公が登場するあたり、やっぱり嬉野作品です。
ただ、この主人公にゆとりがない分、いつもよりは殺伐とした感も。
これをどう受け止めるかが、この作品を楽しめるかどーかの分水嶺かもしれません。
 
個人的には。ストーリーと全く関係ないところでニヤリとしました。
 
いやね、コリューンがフリントロック持ってたのですよ!
後宮小説!?)
 
タイトルとか内容は全て忘れてしまったけれど、海を舞台にした大昔のコバルト作品にも「コリューン」ってキャラが出てたなぁと思いつつ読みました。
 
続くらしいので、まったり追っかけようかと思います。

*1:集英社スーパーダッシュ文庫

*2:何かとは言わずもがなw