クラッシュ・ブレイズ

地震、電車に乗っていて全く知覚出来ず・・・(^^;。
急停車と「扉は開きませんのでご注意ください」ってアナウンスを聞いて初めて、「もしかして避難を考えなきゃいけない程揺れたの?」とか思いました*1
・・・こりゃぁ有事の際は真っ先にお陀仏ですね。


さて避難*2といえば今日の一冊。


クラッシュ・ブレイズ - ヴェロニカの嵐 (C・NOVELSファンタジア)*3
副題:ヴェロニカの嵐*4
作者:茅田砂胡
挿絵:鈴木理華


(ちょいネタバレ有、注意されたし)


ある意味老成している金銀天使と思春期真っ只中の孫チビが張り合うと、こんな展開になるんですね。
若干土俵が悪かった感もありますが、これだと孫チビが小者に見えて仕方がありません(^^;。


実際、物語の大半を占めるのはサバイバルシーンなんですが、主役二人と渡り合うのに中高生じゃ役者不足もいいとこで、持ち味の痛快さも半減しちゃいますね。


ページ数は少ないながらも法廷シーンの方が、楽しく読めました。


もっというと救出へ向かう船での遣り取りの方が・・・(爆)。


デルフィニア勢とスカーレットウィザード勢の掛け合いを楽しみしている作品なので、どちらか一方の登場人物しか出てこないと欲求不満になっちゃいます。
3巻目にあたる今作は、いわば外伝みたいなものだと感じました。



と、いうよりも。
このシリーズ自体、どういう方向に持っていくのか全く見えないので、このまま同人誌的なノリで突っ走っちゃうのかも知れないですね。
「私は一向にかまわんッ」のですがw。


【蛇足】
いつかどこかで、ウォルが出てくると良いなぁ・・・。

*1:幸い自分の乗っていた路線は3分で安全確認を終え、目的地には5分遅れで到着

*2:74ページ上段3行目、「非難」って・・・。おろ?(c)緋村」

*3:発売日:2005/07・レーベル:C NOVELS FANTASIA

*4:表紙が宝島みたいですw