ランブルフィッシュ(10)
*1
副題:学園炎上終幕編
作者:三雲岳斗
挿絵:久織ちまき
最終巻なんですが凄く良かった!
他社と比べて際立って厚みに欠けるスニーカー文庫において、ここ数年で見た最も分厚い作品(笑)。
(角川は紙質が薄くて丈夫なので、他社と比べるとどうしてもパンチに欠ける厚みになりますね*2)。
【以下、ネタバレ的感想】
まず前巻を読んでちょっと不満に感じてた所*3を必要最小限の描写*4で、スッキリさせてくれた点が○。
まさにSF!
また、貼ってあった伏線をまとめて回収してる点は◎。
担任の謎。
班長の真価。
深見兄の目的。
忍の外見の理由。
中でも特筆モノはまりあだけの武器に気付くシーン。
「ありがとう。みんな・・・大好きだよ」
これは反則ですってば(T^T)b。
んでもって。
これだけ魅力ある人物群の中で、主役の座を譲らない沙樹と瞳子には、もう天晴れを!
Ⅱ、
恵里谷スペシャル、
・・・ポーズ(笑)。
主役たる資質*5を存分に見せ付けてくれます。
そして迎える終幕。
エンディングは、これしかなかったですね。
終わらない日常の終わり。
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今まで読んできて良かったと素直に思える一冊でした♪
【蛇足】
その後、電撃で三雲さんが書いてて食わず嫌いしてた「アスラクライン」を四巻までまとめて購入w。