戦う司書と神の石剣

戦う司書と神の石剣 (スーパーダッシュ文庫)*1
作者:山形石雄
挿絵:前嶋重機


『以下、ネタバレっぽい』

家族を捨て、友を捨て、愚かな男に何を得ることもなく尽くし続け、あげくの果てに尽くした相手に裏切られ、何を為すこともなく敗れ死ぬ


だがそれを幸福と高らかに歌うなら


それは幸福なのでございましょう

酒見賢一的に言えば、「語り手の事情」が僅かに明かされる巻。
(個人的最大の山場は序盤*2だったのはココだけの話・・・w)


また。
このシリーズを読んでいて初めて、イラストの前嶋重機さんが「復活の地」も担当していた事を意識しました*3




【蛇足】
「石雄よ。オレが君の味方だ!」*4
さすが集英社、帯が豪華です(笑)。

*1:発売日:2006/07・レーベル:集英社スーパーダッシュ文庫

*2:16〜25頁

*3:・・・きっと「軍服」のせいかと(^^;

*4:by荒木飛呂彦