とある魔術の禁書目録(11)
*1
作者:鎌池和馬
挿絵:灰村キヨタカ(直営サイトへは、こちらから)
第三新東京市を離れたら、ガギエルと戦うのはお約束なんでしょうか(笑)。
快調な*2シリーズの新刊です。
【内容】
大覇星祭最終日。
"不幸"であることしか自慢できない男・上条当麻が、なんと北イタリア旅行のペアチケットを引き当てた。
思いがけずやってきた幸運にテンションは最高潮。
そして舞台は『水の都』、ヴェネツィアへ。
過剰なまでに幸運を疑う姿と、その期待を裏切らない展開に涙が・・・。
彼には旅行という小市民的な幸福も許されないんでしょーか(笑)。
【感想】
いやもぉ!
ひたすらインデックスが可愛かったです!
ゲートに引っかかったり、読み方を知らなかったり、食欲につられたり、変なステッキに襲われたり・・・。
更には、上条の眼福な属性も完全に固まったみたいで・・・。
どこに行っても相変わらずの二人、本当に微笑ましいです。
ま。
北イタリアに行ったかいがなくても、意味はあったって事だけは救い、なのかな(^^;。
思わせぶりなラスト。
パズルのピース自体が増えるのか、
それとも背景への書き込みが増えるのか、
次も期待して待つとしますです。
【蛇足】355頁のルビ、「已然」は「いぜん」じゃ?
56頁からの「行間 一」と、106頁からの「行間 二」には、イメージの補強的な挿絵が欲しかったかな。
(対比的なシーンで引き立つと思うんだけど・・・)
特に「行間 一」の登場人物は、この段階でキャラが弱いんだし。