風の聖痕Ignition(3)

煉くんの受難―風の聖痕Ignition〈3〉 (富士見ファンタジア文庫)
副題:煉くんの受難
作者:山門敬弘
挿絵:納都花丸
 

内容

――
可憐な弟属性全開の神凪煉を巡る、奇妙な恋愛模様(?)――
(カバー折返しより抜粋)

短編集の第3弾です。
 

感想

一冊(しかも、ひとつなぎの物語)になってるんですが「表題作」の一編だけは、どう見ても「本編2巻までの煉」です。
それ以降が「3巻以降の煉」なので、ちょっとしたギャップがありますね。*1
煉は誰よりも成長したキャラクターなので、こうした違いは目立つんだろなぁ。
 
また。
和馬の「師兄」に接する態度に驚かされました。
(目上が相手だとしても)
質問に対して素直に答えるタマだとは思っていなかったで、弟の事情を説明する姿にはビックリしました。
二人の間に「何があったんだと問い詰めたい(ry」気持ちでいっぱいです。
 
この二人に比べると綾乃のキャラクターは揺らいでいないですね。
シリアスでもコメディーでも、印象が全く変わらないのは貴重じゃないかと思います。
今作で一番の見せ場は、「接敵!」の終盤かな。
昨日読んだ本の同様のシーンが余りにも凶悪だった事もあり、初々しくて可愛らしかったです。
 
それでも。煉に比べれば「大人」、なんですよね(^^;。
(煉ってば、一体どれだけショタなんだ)
この先の更なる成長に期待したいです。
なので。
長編の続きが手元に届くよう、色んなトコロにお祈りしときたいと思います。
切に、切に。

*1:挿絵もとんでもないコトになってますw。花もスゴイけど・・・、パン2三重℡よ