お伽話を語ろう

run_about2007-05-30

作者:柳原望→本人blog「つれづれやな
 
最初に読んだのは高校生の頃だから、もう10年は前の話。
ここはグリーンウッド」と並んで、少女マンガの中で1・2を争うほど大好きな作品です。
(コミックスの第一巻を、どこの本屋のどこの棚から手にとって買ったのか、今だに覚えてます)
それがコミック文庫になってたので、改めて買ってみた次第。
もーね、表紙を見てるだけで幸せな気分になってきます♪

内容

時は戦国。安住の国の千沙姫が、加賀の国にお輿入れです。
ところが許婚の一清様は急の戦に出陣し、姫はたった2人の侍女と加賀の館で待つことに・・・。
知人が誰一人居ない館、不安を募らせた姫は、ついに「実家に帰らせていただきます」と宣言してしまいます。
さて、呑気で一途な姫様は、お伽話のように幸せになれるのでしょうか!?

 

感想

主役の一清&千沙は勿論のこと、脇を固める面々も好きです。
なかでも。
「一和」と「ふえ」の関係は、息苦しくなるほど綺麗で泣けます。
何度読んでも・・・。
 
当時。
号泣した少女マンガが3つあるのですが、それがこの作品と「グリーンウッド」と「花咲ける青少年」だったり。
その後の読書傾向、嗜好を決定付けた作品の一つでもあるので、こうしてまた読めて嬉しかったです。
続刊も文庫化されたようなので、早いこと買いたいと思います。