付喪堂骨董店(2)
内容
『アンティーク』と呼ばれる不思議な力を宿らせた呪物。
それがもたらす奇妙な事件を描いた作品。
今巻は、「静寂」「自分」「死目」「化粧」の4話を収録。
感想
静寂
精神的に来るものがあります。
結末が逆なら自業自得だろ、と思えたんですが・・・。
何が悪かったのか分からなくなって、憤りをぶつける場所が無い分、やり切れませぬ。
痛いなぁ、本当。
自分
- マスカレード
- 被せると人形がもう一人の自分になる仮面
人が何を見て、他人を認識しているかを描いた話。
157頁、刻也のある台詞に対して、即座に被せた咲の切返しが良いです。
巧いなぁ。
化粧
ヒロイン「咲」の視点で進むお話。
この作品のメインディッシュ、かつデザート(笑)。
駄目だー、最初から最後までニヤニヤし通しです。
この初々しさは反則です、白旗(_ _)/~。
イラストもスゲー。
あの目で見られたら絶対に凍る、つか木彫りの熊が石化した実物に見えたしw
なんつー迫力なんだw
折り込まれた口絵も破壊力抜群なので、そこだけでも一見の価値が♪